ものすごく久しぶりの更新です

まず少し言い訳をさせてもらうことにしますと、7月下旬〜8月は非常に忙しかった訳です。テストとか勉強会とか研究発表とか…。高3の8月より勉強してたと思います。そんな熱い夏休みを経て、復帰一発目は映画の話です。(またかよ!) 1日は映画が安い日ですか…

恋愛には向かない人々

麻生みこと『天然素材でいこう。』を読み終えたところで何か書いておこうということで、ものすごく久しぶりな更新になります。云い訳さしてもらうと、ここのところ忙しくてそんなにマンガを読んでなかったのです。(忙しい忙しいと云うやつに限ってヒマ、と…

映画の話

昨日の夜たまたま衛星映画劇場の夜中の方で『冒険また冒険』を観ました。途中からでしたが、どうやら始まってすぐだったみたいで、殆ど全部観ているはずです。 はじめイタリア語を喋っていたので、イタリア映画(「Non co-no-sco!(知らないって云ってるだろ…

「少女趣味」の系譜

稲垣恭子『女学校と女学生』(中公新書、07)を中心に主として戦前期の少女文化、少女表象についての研究書を幾つか読んでみて、現代の少女マンガへの連続性を強く感じさせられました。 例えば「文学少女」というイメージについて、これに(男性が)憧れる場…

羅羅七月号について

今月の『ララ』は津田雅美の新連載が始まるということで非常に楽しみだった訳ですが、さすがに期待を裏切らない第1話でした。新作「ちょっと江戸まで」、タイトル上のアオリが「大江戸アバンギャルド草紙」となっていて、まずこの時点で?序盤も一部のセリフ…

5年ぶり(!)の新刊によせて

『おもいでエマノン』は鶴田謙二5年ぶりの新刊だそうです。私も帯を見てびっくりしました。もう5年も経つのか?いや、マジで?う〜む。 前の単行本は『Forget-me-not』ですよね。『日本ふるさと沈没』が単著ではないとはいえ表紙を描いたもんですっかり騙さ…

少女マンガ研究会 第18回読書会レジュメ 08 5/17

課題図書:新井理恵『LOVELESS』小学館、2001-02 発表担当:紫呉屋 1)作品データ 初出:デラックス別冊少女コミック00年6/5号〜02年4/5号 2年間隔月連載を休まず続けるも雑誌再編のあおりで終了 単行本1巻01年6/20、2巻02年8/20 初版第1刷発行 高河ゆんの同…

入江亜季サイン会に寄せて

本日『群青学舎』3巻の発売を記念したサイン会がとらのあな三宮店で開催されました。 前に云いました通り電話予約が上手くいっているのか非常に心配な状態でしたが、店頭で予約している旨伝えると記録と照会してくれて無事整理券をゲット。この時点で1時だっ…

最近の読書

前の日記から3週間くらい経ってるんですね…。時が過ぎるのが早い。 鈴木ジュリエッタ「カラクリオデット」6巻(完結)…オデット終わっちゃいました。ジュリは安定して面白いので非常に心強いですね。アンドロイドでSF哲学的な話にはせずにあくまで少女マンガ…

最近の読書など

書いておかないと色々忘却の彼方なので、メモ書きみたいなものですが、残しておこうと思います。 中村明日美子「ばら色の頬のころ」「Jの総て」1巻…「ばら色」の方を先に読んでしまった。オノ・ナツメの推薦文ばっかりに目がいって帯の文章をよく読まなかっ…

鈴木由布子のコマ割りって案外複雑なのかも

今までお話とかネタの面白さに目がくらんで気がつかなかったのですが、「丘の上のバンビーナ」を読んでこの人のコマ割りは案外複雑なことをやっているのかもしれないとか思いました。 「ページまたぎ」は皆無で「変形ゴマ」が多い訳でもなく、むしろほとんど…

会議論

およそ会議というのはくだらないものである、というのが私の持論なのですが、これはある種の日本文化論でもある訳です。 集団における意思決定の方法として会議(話し合い)というのが民主的でよいものとされています。そこで有意義な議論がなされるのであれ…

少女マンガにおける歴史というジャンルについての考察<前編>

マンガには確かに歴史モノというジャンルがありますが、少女マンガと歴史というのは何とも微妙な関係です。「歴史モノ」は少ないように見えて、実は意外に多かったりする訳です。結構あるにもかかわらず少ないように思えてしまうそのカラクリについて考えて…

企画モノ

とりあえず私も地球温暖化問題について何か云ってみるという企画? 今回は現代社会の直面する重要な問題として、地球温暖化問題について考えてみたい。まずは現状についてであるが、そもそも現状認識の時点で深刻な対立がある。ひとつには産業革命以来の化石…

コミュニケーションに内在するディスコミュニケーション

今日(2/6)の朝刊(読売)に、ケータイは遠恋の味方かみたいな記事がありました。云うてること自体はそんなに目新しい訳ではないのですが、ケータイはすぐにつながって当たり前というのが意外な落とし穴になるという話で、すぐにメールの返信が来ないと不安に…

デーリィに投書でもしようかしらん

先日「みなみけ〜おかわり」の第2話をみた所、「ヨーグルリッチ」なる飲料が度々登場していました。アルプスの少女っぽいパッケージの紙パック飲料です。南九州在住経験のある人なら一度は見た事があるでしょう「ヨーグルッペ」がモデルであることは明白な訳…

気がつくと

正月も明けてしまい、憂鬱な日々に回帰です。正月に新年っぽいネタでも仕込もうかとも思いましたが、結局何もしませんでしたね。 (と云いつつもやりますが)今年はちゃんとご飯を食べることを目標にしたいです。ストップ痩せすぎ!目指せ筋肉!が合言葉です…

わーいクリスマスだー

先日「真・女立喰師列伝」を観に行ってきました。テアトル梅田に随分久しぶりに行ったような気がします。というか梅田まで出るのが半年振りくらいなんですかね…。しばらく行かないうちにテアトルは整理券がなくなって、座席指定制に変わってました。ついにあ…

ヒットを判定する方法

ある作品がヒットしたか、そうでないかを判定する方法って実はよくわかんなくて、みんな結構いい加減に自分の感覚や自分周辺の情報で判断しちゃうところがあるのではないかと思うんですよ。何でそうかというと、まさに自分が普段感覚的にそういう不用意な発…

マタンゴ

残念ながら研究室にはなかったのですが、入れてもらえるかも知れないです。マタンゴって名前知ってる人は(それなりに)多いですが、意外とちゃんと観てる人って少ないんじゃないかと思います。一緒に地球防衛軍も入れてもらえるといいですがねぇ。海底軍艦…

新しい地理教科書を構想する その1

まずは少し具体的な事例に沿って考えてみましょう。 ヒマワリの栽培がロシアやウクライナで盛んです。当然これは観賞用ではありません。スラブ人どんだけヒマワリ好きなんだよという話になってしまいます。じゃあ何の為に育ててるのか。答えは種を採るためで…

また映画ネタかい

昨日(の夜から今朝にかけて)映画を観てきました。実はオールナイトというのは初めてで、途中寝るかなぁとか思ってたけど、結局ちゃんと起きてましたね。 九条大宮の京都みなみ会館で「ファンタスティック・ハロウィン 時空をかける映画・世界選手権オール…

もう2008年が近いんだなと実感する頃

後期の打ち入りという訳ではありませんが、映画を観てきました。ボンズの劇場版「ストレンヂア」。 公開初日だというのにこの人の少なさはナンだ!?レイトとはいえ、エヴァなんかと比べちゃいけないとはいえ、これは少ない…。時代劇だし、原作付きでもない…

「オトメちっく」ハ「おとめちっく」ニ非ズ?

別花10月号において確認された「オトメちっく」という単語について考えてみます。「オトメン」関連で「オトメちっくフェア開催」とか書かれる訳です。何か違和感がありますよね。 少女マンガの世界で「おとめちっく」といえば、田渕由美子や陸奥A子などの作…

夏休みの宿題

とういことで正月の種総集編を痛みに耐えてくぐりぬける企画に引き続き、種デス総集編を振り返る企画がようやっと任務完了いたしました。この企画の目的は、どの辺がウケたのかを考えてみよう、或いは、文句を云うにもまず一度見てから、主にこの2点と思われ…

いい加減

先日のアニメ夜話公開収録の感想とかまとめようかなとか考えてます。いろんな意味で濃ゆい東京旅行でしたし。 とりあえず、博多のまんだらけで仕入れてきた本の整理とかしないといけないし。(わざわざ博多でやらなきゃいけない仕事ではないですね。まんだら…

映画とか

大阪まで「Genius Party」を観に行きました。studio4℃の新作オムニバスで正直よくわかんない系統なんですけど、渡辺信一郎がやる(のが入ってる)というので。河森さんのやつとナベシンのは非常に楽しめました。その他5人の作品に関しては、私のような俗物…

宇仁田ゆみ強化月間

な様相を呈してきました。絵柄が好きで大分前(白泉社の単行本が出た頃かな?目録を眺めててピッと来た)から読もう読もうと思っていて、つい先日BSのマンガノゲンバで取り上げられたのを機に、ここのところ固めて読んでる訳です。 硬質な手触りで背景もあっ…

津田雅美サイン会潜入ルポ

というほどのものではありませんが、ちょっくら覗いてきました。そのためだけにわざわざ(台風の接近に怯えつつ)東京まで出張った訳ですが。 紀伊国屋書店新宿本店Forestに到着したのは14時半ごろでしたが、階段には列が出来ていました。反対側の階段から2…

7/5の戦利品

よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」「西洋骨董洋菓子店」「彼は花園で夢を見る」、桑田乃梨子「888スリーエイト」3巻、basso「amato amaro」、岩岡ヒサエ「土星マンション」、津田雅美「eensy-weensy モンスター」1巻、武富健治「鈴木先生」3巻、「屋根…