また1月

 気がついたらもう1ヶ月経ってますよ。おかしい、いつの間にか夏休みが終わっている…。と云う訳で、ここ1月を簡単に振り返ってみます。

 とりあえず8月末の絢爛舞踏祭をなんとか生き残った後、ポニョとか見たというのが前回の更新でした。

 9月第1週 テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』(平凡社)…前半部分でマルクスやらルカーチやらアルチュセールやらが出てきたはず。意外と時間がかかったということしか覚えていません。

 9月第2週 カール・マルクス『ドイツイデオロギー』…フォイエルバッハがダメだとかそういうどうでもいいところしか覚えていない。ただマルクス自体の立論には全面的には賛同できないということは云える。
 社会学の講座本から佐藤俊樹など…学説史が少し見えた気がする。佐藤先生は修業みたいなことを云っていた。色々難しいようです。
 週末は東京へ、読書会は高野宮子『スプリング・ヒルの住人』…アパートもの、擬似家族的共同体→「関係志向モデル」を使ってうまく説明できないものかと考え中です。

 9月第3週 月曜日はまだ東京にいて、岩本ナオ本の座談会でした。しょうもない発言しかしなかった気がします。うまいコメントの出来る人間になりたいです。
 週末必死のパッチで仕上げたインドネシア用の原稿を提出する。後で読み返すと誤字脱字が多くてかなり反省。
 集中講義はサボって少し休めたような気もするが、よく覚えていません。

 9月第4週 マックス・ヴェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)…とりあえずこれも前半だけでした。既に知っている以上の情報を引き出すのは難しいです。ヴェーバーは文章がうまいのでついつい騙されそうになりますが、実は結構アヤシイ部分もありますね。
 テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』(平凡社)…後半部でアドルノハーバーマスアルチュセールとかあとはフロイトニーチェも出てきましたが、後半に関してはハーバーマスの復習にちょうどよかったというのが一番の収穫です。

 9月第5週 『プロ倫』の後半を一部…あっと驚く大失態ために鹿児島に戻らねばならず、月末の貴重な時間をかなり無駄にしてしまいました。精神的にも相当疲れました。


 8月がんばれば9月は休みだと自分に云い聞かせてきましたが、結局9月もほとんど休みはなかったようです。10月はもう少し余裕があると嬉しいです。


 10/1は例のごとく映画を観てきました。『天元突破グレンラガン 紅蓮篇』
 テレビシリーズが終わったのがいつだったのかよく覚えてませんが、大分前のことのように感じられます。どこが新作カットなのかなぁとか思いながら、いい加減ラスト付近になってやっと違いに気がつき始めるという体たらく(これは勿論私が悪いという意味ですよ)。
 いつぞや啓蒙と神話という話をしましたが、やはりあの物語は目的合理性が基本的なドライブになっていて、目的を意味づける「何か」の危うさなんかもはらみつつ、それなりに語り甲斐のある作品だと改めて思いました。