文学フリマです

宣伝というには余りに遅すぎますが、12/6の文学フリマで私の参加した本が出ます。しかも2冊同時発売(笑)!今回は諸事情により東京出張はありませんので、蒲田で売り子をしているとかいうことはないです。(本当はしたかったけれど)

  1. 少女漫画を語る本・増刊「GCAOB! petit

今回は増刊という形でのコピー誌です。鈴木有布子ラブな短文を書きました。既刊本もあわせて販売されますので、そちらもぜひ。
今回はうまく考えがまとまらなかったのですが、「女子高もの」というジャンルについては佐藤八寿子『ミッションスクール』(中公新書)をふまえて色々考えるべきことがあると思うので、いつかまた別の形で書き直すことになるでしょう。

  1. フィクション・ハンドブック

ピアノ・ファイア・パブリッシングの新刊にも参加しています。とは云っても、例の津田雅美的コマ割りの話なので、いい加減「またかよ!」という向きもあるでしょうが、アンソロ本なので他の人の原稿を楽しみに(それを云うならいつもそうなんでしょうが)買っていただけると嬉しいです。
いずみのさん自身が新刊について書いているところで

また、ぼくが「面白い」と思ってリクエストするのは、個々の作品論や作家論、時事ネタなどではなくて、「普遍的に思考のツールとして使いつづけられるようなアイディア」に絞られています。

 「考え方のストック」のようなものですね。

 我々が感想とかを思いつくときには、今までストックしてきたアイディアを駆使して考えるわけですが、そういう「ストックとなるようなツール」を提供してみてはどうだろうか? という狙いが第一にあります。

というのがあるのですが、やや大げさなことを云えば、私自身もマンガ研究の方法論上の試行として書いたようなところがあるので、そこの部分を汲み取ってもらえたというのは有難いです。