少し調べてみた
といってもオフィシャルの情報ばっかりじゃないと思うので、どの程度信用できるのかは留保が付きますけど。1971年から±2年(1969〜73年)に生まれた漫画家をピックアップしてみます。
69年…二ノ宮知子、あとり硅子
70年…津田雅美、小花美穂
71年…新井理恵、よしながふみ、羅川真里茂、安野モヨコ
72年…(宇仁田ゆみ)、山田南平、河原和音
73年…松下容子、高屋奈月、新條まゆ、(志村貴子)
で、この人たちはデビュー年がカッコ内の二人を除いて89〜95年の間に収まっていますので、彼女たちはおおよそ二十歳前後(18〜22)でデビューしている計算になります。ちなみに、宇仁田は98年、志村は97年(加藤マサイチ名義では92年デビューなのでやっぱり仲間に入れていいと思う。8/8追記)と記録されています。
では上の人たちを(商業誌)デビュー年順で並べ替えてみます。
89年…二ノ宮知子、安野モヨコ
90年…新井理恵、羅川真里茂、小花美穂、河原和音
91年…山田南平
92年…高屋奈月、志村貴子(加藤マサイチ名義)
93年…津田雅美、あとり硅子
94年…よしながふみ、新條まゆ
95年…松下容子
この辺の年代って(高校も含め)学生時代にバブル期を経験してる世代なんですよね。実際二ノ宮なんかは立派にバブルマンガ(「トレンドの女王ミホ」)を描いてる訳ですし、津田雅美も「カレカノ」の中で宮沢がバブル期に株で一山当てたみたいな話が出てくる。
一方でもう少し前にデビューしてる人(60年代の中盤〜後半の生まれ)というのは少し事情が違うような気がする(なんとなくで確証はない)。バブル期にまさにメインで作品を描いて出している。デビュー年の早い二ノ宮、安野、新井、羅川、小花、河原はバブル期に既に描き始めてる勘定にはなりますが、この辺りをどう扱うかはこれからの課題と思います。
今回は71±2年で区切ったからこういう結果になりましたが、いっそのことバブル期の年齢で区切るというのも手かもしれないとは思う。バブルとの影響関係を見るのであれば。
次は、今回のデータを夏目式年表の形で整理しなおしてみようかと思います。